キャリアを構築する上では、できるだけ早い段階で目標を設定するのが得策です。その理由は、キャリアと一口に言ってもその方向性は多種多様で、進むべき方向によってどのような経験やスキルが必要となるか異なるからです。
アレもコレもと目の前にあることを試行錯誤することは、決して悪いことではありません。しかし、広く浅くの経験やスキルとなってしまい、特定の専門分野や方向性で高いスキルを身に着けづらくなってしまいます。
キャリアアップという点においては、自身の目標を明確に設定したうえで、それを実現するために必要な事を実践することが大切です。
それでは、将来の目標はどのように設定すればよいのでしょうか?
いきなり20年後の目標を設定しろと言っても、明確なビジョンを持つことは難しいでしょう。
しかし1年後、3年後、また5年後ぐらいの短中期なら、目標を設定しやすいものです。将来の目標を設定する際には、長期のものだけではなく、もっと細かく短中期の目標も設定しておくのがおすすめです。
目標設定を細かく細分化したら、まず達成するべき目標に向けて全力で努力しましょう。もしも実現できなかった場合には、どんな点がいけなかったのかという反省点に加えて、何をすれば実現できるのかという改善点も含めて方向性の微調整を行います。
そうした作業を積み重ねることによって、自身が最初に定めた将来の目標の実現に向かって、一歩一歩着実に近づけるのではないでしょうか。